数学で見る保険に入らない理由

こんにちは。パエリア王子ことパエリア王子です。

 

今回は以前にも何度か話している保険について数学の観点からお話しします。

 

さっそくですが、期待値という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

中学校か高校の数学で勉強したと思います。

 

期待値:確率変動の実現値を、確率の重みで平均した値である。

引用 wikipedia

 

もう少し簡単な言葉だと、「ある事象が起きた時、その結果として得られる数値の平均値」です。

賢くお金を使う、特に投資の分野では絶対に知っておきたい言葉です。

 

なぜ保険に入らない方が良いのかというのは、「保険は期待値が低い」からです。

 

保険ではどのようなお金の動きがあるかを簡単に考えてみましょう。

①被保険者が→保険者へお金を払う。

②病気や怪我をしたときに保険者が→被保険者へお金を払う。

この2つだけですね。

 

保険に加入しており、保険を受ける人を「被保険者」、保険を払う人を「保険者」と言います。

 

まずは自分たち、被保険者側からの目線で考えてみましょう。

 

基本的には①の払う金額はみんな一緒です。

②は病気や怪我をした人がもらえます。

 

これだけでは期待値が低いかどうかわかりませんね。

 

それでは逆に保険会社側からの目線で考えてみましょう。

 

保険会社は会社なので利益を出さなければなりません。

なので、①でお金を集めて、人件費や広告費、利益分を除き、余ったお金を②病気や怪我をした人に保険金としてお金を払います。

 

つまり、平均的に病気や怪我をしたときももらえるお金(期待値)は払ったお金よりももらえるお金の方が低くなる(期待値はマイナス)のです。

 

これらが、数学から見た保険に入らない理由です。

 

しかし、実際には保険という物が商品として成り立っていますので、必ず入るなと言うことはありません。

次回は保険に入った方が良い場合について話していきたいと思います。

 

それでは、また次回。

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